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「家周り綺譚」
住宅地と田んぼの分け目ぐらいに、我が家は位置する。
夜、とうとう蛙が鳴き出した。今程度のものなら季節の風情を感じて可愛いくらいだが、これがもう少し経つとそれはそれは見事な大合唱になる。普通にうるさい。寝れねぇ!!これだけの大合唱が起こるには一体どれ程の数の蛙がいるのか…、と余計なことを考えて背筋をゾッとさせている始末である。
最中は気付かなかった。 冬は静かだったのだ。
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…家守綺譚へのオマージュです。実話だけども。
梨木香歩さん、好きな作家さんです。特に『家守綺譚』本当いい。初めて図書室で借りて読んだハードカバー版が好きなのだけど、金欠により文庫版を持っている。
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